10・11月は、秋の医療生協強化月間です。
宮崎医療生協は、これからの運動を広げる場として3地区でつどいを開催しました。
【宮崎地区】
9月3日(木)JAアズム大研修室に115名の組合員さんが集まりつどいを開催しました。冒頭、山崎一男理事から「楽しく運動して2,000名の新しい組合員さんと出資金増資5、000万円の取り組みを達成し、介護事業や医療機器を充実させ、さらに地域になくてはならない信頼される医療生協にしましょう」との訴えがありました。
〈3名の講師から講演がありました〉
熊谷ヨシ子さん(都北支部組合員)は『戦後70年を語る〝女たちの大陸逃亡記〞』を語りました。1945年8月終戦をモンゴルで迎え、すぐの帰国はかなわず現地で8年間を過ごした苦労を話し「戦争のことを思い出すと今でも涙が出ます。戦争は絶対にいやです」等と訴えました。
恵幸夫氏(元奄美医療生協副理事長)の『奄美医療生協60年のあゆみ』の講演は、「奄美群島は1953年アメリカの軍政から日本に復帰しました。1954年紬工場の一隅で診療をはじめ医師体制の確保や病院実現化に向けて経営困難な時代を苦労し乗り越えてきました。〝地理的離島はあっても人の生命に離島があってはならない〞をスローガンに奄美の医療をリードしてきました」等の内容でした。
松田俊夫氏(元宮崎医療生協専務理事)の『民医連綱領と宮崎医療生協の設立について』の講演は、「奄美での経験を宮崎で取り組んできました。宮崎共立診療所開設から13年目で宮崎医療生協が設立しましたが、経営面では自己資本が増加せず資金繰りに苦労しました。1989年5月の医療法人共愛会第13回総会で医療生協への移行が決まりました。出資金増資と仲間増やしは経営基盤強化につながります。全県を視野に入れて頑張る医療生協運動をすすめましょう」等と呼びかけました。
〈交流会で親睦を深める〉
昼食後は『きよしのズンドコ炭坑節』(国富綾支部)、『ハンドベル演奏』(北2支部)、『私のきずなづくり』(中央支部)、『笑いヨガ』(笑いヨガ講師養成講座に参加されたこのはな支部・日向支部の組合員さん、佐土原支部の組合員さん)の出し物で、組合員さん同士の交流と親睦を深めました。
【延岡地区】
9月11日、県北のつどいは60名余の参加者のもと、水永玲子理事の『笑いヨガ』ではじまりました。山崎一男理事の共同組織委員長会議報告と月間の提案があり、3支部長の発言が続きました。
今回のメインは茄子田和哉さんによる『25周年を迎えた県北での医療生協運動』のお話です。以下は「県北のダンゴ3兄弟(県北・南方・日向支部)は共に助け合い支え合って前進してきました」に続く内容を聞いた参加者の声です。・「宮崎医療生協で最初に結成されたのが県北支部だったのを初めて知りました」・「人口2万人の1割を組合員にした大分県竹田支部に学びに行ったのですね」・「結成の時、211名だった組合員を1年間で500名にし、4年目1136名のとき、314名の日向支部を分離独立。それが今、県北で5000名になっているとは」・「高齢化の中で絆を深め、楽しく活動していくかが鍵だと思います」・「茄子田さんは30代の頃から関わってきたからもう50年近くになるよね」・「感動しました。県内のみなさんに聞かせたい」と山崎理事。
つどいは「医療生協を広げ、平和をいのち輝く今をつくろうで締めくくられました。
『秋空に 平和 安全 轟いて』(日向支部 江川悦生)
【都城地区】
都城では9月30日(水)老人いこいの家で組合員のつどいを開催する予定です。