新型コロナウイルス感染予防のため、今年の総代会は17支部より代表3名以内の出会で開催いたしました。事前に全総代には議案書を送付、122名から議案議決書が届き、定数226名に対し44名がJAアズム大ホールに集まり開会しました。
日高理事長のあいさつ
「地域の要求に応える医療・介護機関に」
冒頭、日高明義理事長より「宮崎医療生協の全組合員のみなさん、1年間の様々な活動ご協力ありがとうございました。今年は4名の新卒研修医や専門研修を生協病院で開始した医師、新しい専門医の先生方の就職もあり、病院も大きく世代が変わり活気づいてきました。私たちの診療と、研修病院としての宮崎生協病院の役割に改めて確信が深まりました。」
一方で、「コロナウイルス感染の広がりで様相が一変し、宮崎でも第3波で医療崩壊の手前まで行き、医療生協の施設でもクラスターが発生。第4波は急激な変化ではないものの、確実に地域の医療・福祉環境を厳しくしています。このような中、政府はワクチン接種のみで有効な手立てを打たず、感染の広がりを3密が原因として自己責任に振り向けるばかりか罰則もつける有様です。また、社会保障費の伸びは財政を圧迫するとしながら、国防のためにはミサイル配置、軍事訓練は緊急事態宣言下でも遂行しています。しかし政府は地域医療構想を再度確認し、後期高齢者窓口負担を2倍にしています。これで国民の命は守れるのでしょうか。」と呼びかけました。「これからの新しい生活として、生活を支える活動を大きく変えていく事が求められています。このような状況を私たちは正視し、こんな時代だからこそ命、健康、環境問題は譲ることのできない問題として改めて考え直す必要があります。今まさに『いつまでも住み続けられる宮崎』を実現する医療生協の役割は重要性を増しています。医療生協に求められるものは何なのかを再度見つめ、地域の要求に応えられる医療・介護機関としてさらに飛躍したいと考えています。組合員や地域の方とこの理念を実現したいと考えていますので、今後ともご協力よろしくお願いします。」とあいさつを終えました。