熊本支援に入って

2016/06/15
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民医連災害対策本部で支援活動の打ち合わせ

4月19日〜21日の3日間、宮崎民医連・宮崎医療生協の支援第1陣として、熊本民医連の拠点病院である「くわみず病院(熊本市中央区)」への医療支援と益城町などへの地域訪問行動などを行ってきました。 くわみず病院では、電気が使用できましたが、上水道やガスは不通、エレベーターも使えない状況でした。現地の職員も被災しており約2割が車中泊を続ける中、救急受け入れは通常の5 倍、入院患者を担架に載せ人力で移動、人海戦術で食事を運ぶなど懸命の医療活動を行っていました。 また、益城町では倒壊した家屋や損壊した路面など、この地震の凄まじさを物語る光景が随所で見られました。何ヶ所かの避難所を訪問しましたが、赤十字などの医療支援や他県の行政支援による活動が精力的になされていました。一方で、まったく報道もされず医療班も入らず、救援物資も届かない熊本市の地区もありました。 滞在の3日間だけで有感地震は100回近くを超え今もなお地震が続いています。これから息の長い支援が物心両面で必要になると思います。(宮崎生協病院事務次長 内村浩三)