2020年『原水爆禁止世界大会』はオンラインで開催

2020/09/03

1945年8月6日広島に、9日に長崎に原爆が投下され75年目を迎えました。2つの投下で約21万人もの尊い命が奪われました。原水爆禁止を求める国民運動を背景に1955年8月第1回原水爆禁止世界大会が広島で、翌年は長崎で開催され、その後毎年世界の人々と連帯して世界大会が開催されています。
今年は春にニューヨークでの世界大会。夏には広島での世界大会に宮崎医療生協から組合員さんや職員が参加予定でしたが、コロナ禍の影響で初めてのオンライン開催となりました。
8月6日広島大会は、新入職員の集合研修として事務局を含め19名が宮崎医療生協の2階会議室で大会の視聴を行いました。視聴の前に宮崎県平和社保委員会の佐川嘉正氏より「核兵器の歴史や当時の医療者の手記や峠三吉『原爆詩集』の朗読」などの紹介があり、今もなお終わっていない戦争の話など、分かりやすくご教授いただきました。

オンライン参加の新入職員


オンライン世界大会では、国連の中満泉事務次長(軍縮担当上級代表)が「国連は設立当初より核兵器の廃絶を果たすことを使命としてきました。その主な理由は3つあります。①核兵器は比類のない破壊力をもっていること、②核兵器は気候変動と並び地球上のすべての生命を脅かす2つの脅威のひとつであること、③核兵器の使用によって起こる人道上の大惨事に適切に対処できる国は世界に存在しないことです。
私たちはこの機に、皆さまが今なされている努力を倍増し、また国連加盟国と連帯して現在の危険な潮流を覆し、世界が核兵器廃絶という共通の道筋へと戻っていくよう呼びかけます」と発言されました。
参加した職員からは、核兵器全面禁止と廃絶を求める意思が表明されました。老若男女、力を合わせて世界大会で示された大きな運動の波を起こしましょう。

(宮崎民主医療機関連合会
事務局次長 中原志保)