2019/02/20
11月25日〜26日、全国から延べ5,000名の高齢者が、宮崎県からは医療生協の組合員さんをはじめ6名が日本高齢者大会に参加しました。今年は熱海のニューフジヤホテルで開催され、1日目に記念講演と交流会、2日目に17の分科会が行われました。安倍自公政権の下で、高齢者医療費負担の2割化、辺野古新基地建設、憲法9条改憲など緊迫した情勢の中、大会あいさつでは、藤末衛氏(全日本民医連会長)が「このような情勢に立ち向かうべく学習をともに深めていきましょう」と挨拶しました。
記念講演では、浜矩子氏(同志社大学大学院教授)が〝人と人との絆はやみのなかで輝く希望〞と題して「世界経済と日本の行く末を見据えて、現在の安倍政権による戦前回帰的政策の批判とそれに対する人と人との結びつきをひろげることで必ず勝利することができる」と力強い講演をしました。
2日目の分科会、学習講座でも多彩で魅力的な講師陣がそろい、17の分科会と学習講演が開催されました。私は『明治150年をどう見るか〜明治礼賛史観を糺す〜』、『戦争の実相〜アジア太平洋戦争での兵士の悲劇〜』に参加しました。山田朗氏(明治大学教授)が講演し、これまでの漠然と考えてきた歴史観を見直させるような新しい視点と、太平洋戦争で戦った兵士の悲劇・特攻隊の実態について学ぶことができました。2日間の学習を通して、これからの活動へとつなげていきたいと思いました。
(宮崎民主医療機関連合会事務局 松浦光宏)