県北地区・都北地区で組合員のつどいを開催①

2018/11/14

県内3つの地区で組合員のつどいが開催され、秋の医療生協強化月間の取り組みをはじめ、学習会や交流でお互いの絆を深めました。

【県北組合員のつどい】
新たなエネルギーもらった
 今年度の「県北組合員のつどい」は9月22日(土)、のべおかカルチャープラザ・ハーモニーホールに65名が集まって開催されました。
 今年は、延岡と日向で「子ども食堂」に取り組んでいるお二人に講話をお願いしました。双方に共通するのは、子どもの貧困問題。「延岡子ども食堂〝今山〞」代表の峰田知恵子さんは、子供たちがみんなで安心して食事のできる場所を提供したいと賛同者を募り毎週金曜日に「子ども食堂」を開いている模様を紹介され、峰田さんにはお得意の古典落語でも楽しませてもらいました。
 一方「日向子ども研究所〝絆〞」代表の三輪邦彦さんは、子供のカウンセリングや学習支援、相談活動の中で子供の貧困問題に直面し、それへの対応として「子ども食堂ひゅうが〝絆〞」を立ち上げたことを紹介。その運営のため地域社会に対し食堂のボランティア、食材の提供、財政的支援など広く呼びかけて多くの個人や事業所等の支援を受けているとの話に多くの共感が寄せられました。三輪さんは子どもの貧困問題の裏には親の貧困があり、社会の貧困がある。年々貧困率が高まる中で「共生社会を生きるための地域づくり」が大事になっていると訴えられた。
 この地域づくりは医療・福祉生協がとりくむ「明るく住みよいまちづくり」にも通じる活動であり、講演を聴いた県北支部の甲斐郁枝支部長は、地域訪問活動の中で共生社会を生きるための地域づくりも念頭に置いて進めていきたいと決意を述べ、水永玲子日向支部長は『これまで蒔いて来た種を刈り取る中で「月間」を成功させたい』と決意を表明しました。(県北支部)