2020/09/10
<困難な中でも『地域の困った』の解決のために医療生協は取り組んでいます>
新型コロナウイルスが全国的に再流行し、宮崎県でも「感染拡大緊急警報」を発令しました。組合員や地域住民のみなさんは再度外出自粛要請を余儀なくされ、日常生活に多大な影響が出ていると思います。
「安心して住み続けられるまちづくり宮崎」の運動をすすめる宮崎医療生協は、支部との共同の取り組みで、独居や孤立者に電話や訪問行動、コロナ禍での過ごし方、困りごとなどを把握しました。ほとんどの方から身体状況を維持するために「室内で体操やストレッチを続けた」「1人でウォーキングをしている」などの声をいただきました。しかし一方で、社会参加を遠ざかり自宅内で生活をされている方からは「何もしていないから筋力が落ちた」「腰痛で杖が手放せない」「買い物に出られない」など差し迫った声も寄せられました。
宮崎医療生協は今期の通常総代会で、「誰ひとり取り残さない・取り残されない社会をめざす」ために、「困った」が言える地域づくり・解決のための仕組みづくりをすすめる方針を確認しました。各事業所を拠点としたエリア活動で、職員と組合員が共同の取り組みを強め、各エリアの“ ハチドリ”となり、小さな困ったにもアンテナを張り、耳を傾け寄り添う活動を展開しています。
1990年に宮崎医療生協として設立認可して今年で30年。これまで築き上げてきた歴史を大切にし、これからも安心のネットワークの輪を広げていきます。