有熱症状患者さんは、12月から専用の診察室で診療します。
3月より宮崎生協病院は、随時新型コロナウイルス感染症の対応として正面玄関入り口にて有熱症状の振り分け(トリアージ)を、院内ではパーテーション(衝立等)で区切りを行い、有熱者用のスペースの確保を行ってきました。さらに必要に応じては、PCR検査を実施してきました。
これからは、国の新型コロナ感染症予防に対する補助金を活用し、組合員・患者さんが安心して病院を受診することができるよう、さらなる感染症対策に取り組みます。
『感染症対策の3つの柱』
①有熱症状患者さんは専用の診察室での診療
定期通院患者さん(慢性疾患患者さん)と有熱症状患者を分けて対応します。これまでの駐輪場に有熱者症状患者さん専用の診察室を設けます。
②救急室の増設
救急車で来院された有熱症状患者の受け入れを充実させるために、救急室の増設を行います。これにより、有熱症状患者さん(コロナ疑い)と一般救急外来を分けて対応できます。
③感染隔離対応
地域の開業医や高齢者施設からの紹介患者(有熱症状)の受け入れにも取り組みます。入院の感染隔離対応として4階病棟の4人部屋を1人部屋とし、PCRの結果が判明するまでの間、隔離部屋として感染予防に徹した部屋にします。結果が陽性の場合は、新型コロナ重点医療機関への転院となります。
『その他の院内改修工事』
病院施設の改修工事は10月中旬より行い、12月末には完成予定です。工事に伴い、これまでの外科室を第2救急室とするため、外科外来は現在の病院東側(職員通用口近く)に移動します。これに伴い売店は閉店となりました。今回の新型コロナ感染対応事業・改修工事を行うにあたり、組合員・患者さんの皆さんは、ご不便になろうかと思います。新型コロナ感染対策の取り組みへの趣旨のご理解とご協力をお願い申し上げます。
『12月以降の宮崎生協病院は』
有熱症状患者さんは12月から専用の診察室で診療を開始となります。定期通院の患者さんや発熱以外の患者さんは、今まで通りの施設で診療と検査等を行います。
発熱症状がある場合、まずは病(医)院にご相談ください。また、宮崎生協病院を受診する際には、電話にて事前に症状を伝え受診に関するご相談をお願いします。
(専務理事 仁田脇弘文)