8月7日から9日までの3日間にわたり開催された、原水禁長崎大会に医療生協を代表し、私たち組合員3名が参加しました。歴史的岐路に立たされている今の情勢、一方で核廃絶は一日も早く実現したい。そんな決意を改めてかみしめる集会でもあったと思います。
北は北海道、南は沖縄からの報告には連帯する仲間たちの熱い思いが伝わりました。雨の日も風の日も、日本列島に平和行進のデモがあり各自治体もこれに呼応したことは被爆国日本国民の大運動でもありました。貸切バスで約5時間かけて長崎に到着するのですが、あの8月9日午前8時10分の事を思うと、きついとかバスの時間が長いなんてことは考えることもできません。15万人もの尊い命や生活、将来を奪う原爆の投下は人間のすることではないのです。今も放射能に苦しみ生き続ける被爆者がいるのです。3日間の日程は開幕集会、分科会、閉会集会とありましたが、現地の受け入れもすばらしいものでした。全体集会はいずれも研究されたものでした。中でも組曲で被爆者の渡辺千恵子さんの一生を歌にした合唱には感激しました。若い人の参加、はじめての参加者が印象に残りました。分科会で報告した三菱造船の仲間は、安保法案(戦争法案)が議論されるようになってフェリーの造船から軍艦造りへのカジを切っているということでした。閉会集会は各国の代表が挨拶し国際会議らしい集会でした。バスの窓からみる長崎の空はいつもの夏の空でした。
医療生協のモットーである「いのちを平和を」のスローガンを運動として意識して、強め参加者を増やしましょう。平和行進にも参加しましょう。「核兵器廃絶」は人類の運動として日本人が真っ先に取り組む課題です。来年はもっと多くの方が参加するよう努力しましょう。参加させていただきありがとうございました。
(東部支部 長友和男)