【宮崎地区】大分県医療生協から学ぶものは
10月9日(水)、109名の組合員さんが宮崎市民プラザに集まりました。開会あいさつで宮田徳一理事が「秋の医療生協強化月間の方針を理解し、取り組みの意志統一を確認する場です。一人ひとりができることは何なのか、一歩でも足を踏み出しましょう」と、呼びかけました。その後、スライドでの宮崎医療生協の40年の歴史、原水爆禁止世界大会in長崎に参加された藤崎路子さんからの報告、九州沖縄ブロック組合員交流研修会in鹿児島に参加された4名の組合員さんから分科会の報告がありました。
医療生協強化月間の方針を村尻勝信理事が「情勢の特徴を押さえないと月間の取り組みはできません。医療生協を知らせ、多くの新しい組合員を迎えることで医療生協の基盤は強化します。一人ひとりが多くの人に声をかけ、展望を語ることで加入や増資、担い手づくりにつながります。今年の月間は、今までになく重要な意義があります。みんなで力を合わせましょう」と、訴えました。
午後の部は、北2支部の民謡「刈干し切り唄」、国富綾支部の踊り「哀愁峠」、佐土原支部のダンス「365歩のマーチ」ではじまりました。
学習講演では、大分県医療生協副理事長の松本茂子氏による『明日から実践できる医療生協の増資運動』と題して行われました。「大分県医療生協は、生協病院の老朽化、耐震性の問題で建て替えが必要になりました。建設には多額な費用が必要です。そこで『5億円増資で新病院を建設しよう』の合言葉で増資運動委員会を立ち上げました。“まずはどうしたら増資が達成できるのか”を話し合い、2007年から運動がはじまりました。班会では増資のメリットや入院費用などへ充てる病気貯金、自分の葬儀代の積立、へそくり貯金としての増資を訴えました。毎月9日・25日は、組合員がボランティアで病院外来での“お茶出し無料サービス”を行い、『あなたの増資があなたの新しい病院のために使われます』と委員長自ら呼びかけ、さらには機関紙にも増資運動の取り組みを毎月掲載し“見える化運動”にも取り組みました。」
さらに「2011年に見事5億円増資を達成、2016年には新病院が完成しました。その後も毎年1千万円の増資が定着し、医療生協への期待に繋がっています。仲間増やしなしでは出資金は増えません。増資する一方では、たまには自分の出資金を使って組合員みんなで日帰り旅行をするなど、増資する楽しみをつくりましょう」と、話しを結びました。
最後に仁田脇弘文専務理事が「宮崎医療生協の運動は、地域の組合員さんと職員の力で発展してきました。今回の附属棟の建設や院内リニューアルも歴史のひとつです。楽しく私たちの夢を語っていきましょう」と閉会あいさつを行いました。
(組織部)