こんにちは!“グループホームにじの樹”です。 宮崎市和知川原2 丁目、れいんぼう会館内にある“ グループホームにじの樹”は今年で6年目を迎えます。この度7月1日に、にじの樹2号館を開設しました。
グループホームとは?
そもそも“グループホームとは、何をしているところなのか? ”と思われる方もいます。グループホームは「認知症の状態にある方たちが、共同で生活を営む場所です。認知症の状態にあるため、自宅で生活が続けられない方が職員とともに生活をしていく中で、できないところを職員と一緒に行います。物忘れなどの障害があっても、自分らしさ、自信と尊厳を取り戻し、自宅と同じように生活していくための施設です。グループホームは1ユニット(1ユニットは集団などを意味する単語)9 名の入居者の定員で、開設当初“グループホームにじの樹”は、れいんぼう会館の3階で営業を始めましたが、今回2 ユニット目は同じ会館の2階での営業開始となりました。
地域からの信頼
“ グループホームにじの樹”は、和知川原生協クリニック併設の施設として、利用者やそのご家族から「なにかがあっても安心」との声をいただき、また看取りまでできる施設として、地域の方々からも家族の利用に選んでいただける施設になってきました。2ユニット目の準備がはじまった頃から、地域の民生委員さんや地域包括支援センターから入居者の相談が相次ぎ、営業前から予約でいっぱいとなりました。
「ゆっくり」「ゆったり」「その人らしく」を理念に
職員は、入居者の持っている力を十分に発揮していただける支援を心がけています。洗濯物を干したり・たたんだりなどのほか、料理なども職員と一緒に行います。施設の中だけでの生活ではなく、外出もします。4 月には宮崎市船塚町の文化公園で桜の花見を、秋には西都原古墳群にコスモスを見にお弁当を持って出かけました。他にも菖蒲の花やクリスマスのイルミネーションを見に行ったり、外食やお買い物、散歩など……、「毎月何をしたら楽しんでいただけるのかなぁ」と、職員も頑張って行事を考えています。花見や敬老会、クリスマス会はご家族も参加してもらい、一緒に楽しんでいただいています。
利用者の方々の思いを大切に
2ユニットの増床に伴い職員の数も増えました。今までの「グループホームにじの樹」はこじんまりとした感じでしたが、あっという間に大所帯になってしまいました。開設しての数年間、多くの利用者の方々との出会いと別れがありました。認知症の症状に向き合い、一方で看取りを行ってきましたが、利用者の方からたくさんのことを教えていただきました。これからも今まで通り、利用者の方々の思いを大切に考え、「宮崎医療生協“グループホームにじの樹”を利用してよかったなぁ」と思われるよう、職員一丸となって頑張っていきますので、応援とご協力をよろしくお願いいたします。
(グループホームにじの樹所長 古川樹美)